2013/08/25

Haiku α1R4.1 触った その3

ファイルタイプに関して概ねわかった。
カスタムのファイルタイプはまぁ使わない感じなんでいいや。
Exifとかはプリセット(?)的なものできるだろうし。もうあるかな。

で、ユーザガイドを口語体でわかりにくく書き直す意味はあるのか
疑問に思いつつも自分のためのノートとして、とりあえず
ファイルシステム見てみることに。

通常、ブートボリュームのルートフォルダーから、次の 3 つのフォルダーが別々に枝分かれしています:

/boot/system/ システムのフォルダー。変更を加えてはいけません!
/boot/common/ ユーザ間で共有されるファイルを格納します。
/boot/home/ ユーザの個人フォルダーです。データと設定が保存されます。

だそうです。まぁ今のところシングルユーザーOS状態なのでcommonは将来のマルチユーザ対応のために
既に存在してるんでしょう。でもデスクトップにある"Haiku"アイコン(Winでいうマイコンピュータ的な)を開いてみると
apps common develop home optional preferences system と出てくる。。。

で、ターミナルからルートに移動(>cd /)してから ls 打つと
bin boot dev etc Haiku system tmp var と出てくる。。。

「ブートボリュームのルート」と「ルート」は別もんてことか。HDDいっこしかないしパーテションも1つにしたはず(忘れた)。
で、ls -l とか打ってみると、boot と dev 以外は全部リンクだった。そういや色が違う。
/Haiku の実体は /boot らしい。で、デスクトップの"Haiku"アイコンを開くと/boot配下が見えるってことぽい。

/boot に移動してls打ったらアイコン開いたのとほぼ一致した。最後に"trash"ってディレクトリがある。
ゴミ箱の実体ってとこだろうな。

って、system と common と home 以外にあっちゃ困るんですけど。。

とりあえずWindowsとの対比感覚は以下のように理解した。
/boot/system/ はC:\Windows\
/boot/common/ はC:\Users\Public\ (C:\Documents and settings\All user\)
/boot/home/ はC:\Users\{自分のアカ}\

あとは/boot/apps/ と /boot/develop/ と /boot/optional/ と /boot/preferences/ の役割か。

日本語入力できるようにするために、Optional配下に構成されたsystemディレクトリのミラーみたいなのの
中からHomeディレクトリのConfig下にファイルをコピーした辺りから考えると・・・よくわからん。

でもユーザーガイド見る限りsystemのミラーがcommonとhomeにあって、そのアプリないしコンポーネントを
全員が使うのか、対象のアカウントだけが使うのかによってそれぞれの配下のミラーに配置する、という
思想であってる感じ。

しかも通常は
「信頼できるソースからのすべてのソフトウェアは、適切なフォルダーにコンポーネントを配置するための
インストールルーチンを含むはずだから、どのフォルダーに何を配置すりゃいいか気にする必要はまったくないでしょう。」

とのことなのでとりあえず思想の理解だけで次へ。。

しかし日本語IMを使えるようにする、という記事書いてくれた人はどうしてあれをあそこにコピーすればOK!ってわかったんだろう。。
※元ファイルがあそこにあるよ、ということがわかれば通常の”アプリのインスコ方法”を知ってれば対処できるのか。

/boot/system/ のミラーは、
個人用:/boot/home/config/
全員用:/boot/common/
と理解してよさげ。

つまり、”マイドキュメント”的な /boot/home/ 配下といえども、/boot/home/config/ の中は system のミラーだから
迂闊に触っちゃダメ。と考えた方がいいってことがわかる感じ(実際いじると警告ダイアログ出るし)。

~/config/ 下でユーザが触るのが有効なもの、危ないものについて、いくつかは ユーザーガイド:ファイルシステムの設計
リストが載ってる。

2013/08/20

Haiku α1R4.1 触った その2

●ファイルタイプ の続き。アイコンの変更とFileTypesによる全体設定。

BeOSのアイコンはラスタデータでしたがHaikuはベクタデータです。と。
Haiku Vector Icon Format (HVIF)というフォーマットでできてて
それを作成/編集するためのアプリとして Icon-O-Matic というのが入ってますと。
ランチャの場所:DeskBar → Applications → Icon-O-Matic
実体の場所: /boot/system/apps/Icon-O-Matic
設定ファイル: ~/config/settings/Icon-O-Matic

ちなみにファイル一個一個に全部アイコンを指定しないといけないわけじゃなく、
MIMEタイプごとにデフォのアイコン、デフォの優先アプリ、拡張子との紐付け等を
予め指定しておける。それが「・Filetypes プレファレンスによる全体設定」。
DeskBar → Preferences → FileTypes で設定できる。

/boot/home/config/settings/beos_mime/ にあると言われる
設定ファイルを見てみたけどソレ用のフォーマットらしく、よくわからない。。
MIMEタイプごとのファイルが用意されているが、x-vnd.Be-meta-mime という
アプリで開く用のファイルみたい。

"FileTypes"というのはこのファイルを作成/編集するものと仮に理解しておいて、
次へゆく。

で、今回は別にアイコン作りのアプリ操作方法を覚えたいわけではないので、とりあえず
そういうアプリも用意されてるらしい、ということで。ちなみにこんな注意がユーザガイドに。

アイコンはメタデータの格納をサポートしているファイルシステムでしか保存できません。ですから、ファイルを
BFS のパーティションから移動させるときにアイコンなどの属性を保持させておくには、zip などでアーカイブしてください。

アイコンファイルそのものの事を言ってるんじゃなさそう。
「アイコンなどの属性を保持させておくには…」とのことなので。

で、とあるファイルの右クリ→アドオン→FileType と見た時の”アイコン”の指定。
カラ枠をWクリックすると先述の Icon-O-Matic が起動する。
「さぁ作りやがれ!」って感じか。
わざわざ新規作成しなくても、希望のアイコンを持っている既存ファイルがあったら、
ファイルを枠内にドラッグ&ドロップすると、同じアイコンが使える。

さっそく"Welcome" のFileTypeを開き、アイコンの枠に "BeBook" のファイルをD&D。
なぜなら、どうせWebPositiveで開くんだからそう判るようにしてみるテストで。
これで問題なく、アイコンが変更された。



●ファイルタイプ の続き。実行可能ファイルのファイルタイプ。

実行可能ファイルを右クリ→アドオン→FileType とやると、データファイルとは
ちょっと違う設定窓が出てくる。

まずはSignature。MIMEタイプの文字列形式に似せた、そのアプリ独自の署名を
定義しているっぽい。ユーザーガイドには
プログラムがどこにインストールされていても、システムはプログラムを見つけます。
と、あるが、ちょっと理屈がよくわからない。とにかくそういうことらしい。

その下には "Application Flags"の設定があって、実行時の動作を定義する模様。
一度に一個しか実行できませんよ、とか、実行したらバックグランドで動きますよ、とか。

それから"Supported Types"の設定があって、どういうタイプのファイルをこのアプリで
扱えるか、ということを定義してるぽい。

一番下は、バージョンおよび著作権情報。
アプリケーションの署名と同じく、それらはアプリケーションの著者によって記入されています。
それらは変更してはいけません。
とのこと。OK.わかった。

ファイルタイプに関わるもっとマニアックな話は、ユーザーガイドの「ワークショップ:ファイルタイプ、属性、インデックス、およびクエリ
というページに色々書いてあるので引き続き軽く読み進めてみる予定。でもとりあえずここまで
知っていれば、まずはよさそう。

2013/08/19

Haiku α1R4.1 触った

とにかくネットワークに。。。と思ったが諸般の事情※により
スタンドアロンで色々見てみることに。
※ルータからマシンまでの距離のLANケーブルが無くて。。

とりあえずWindowsとの違いでこの辺どうなの?って
思ったところを。まず最初期状態で起動するとデスクトップ上に
BeBook とか User Guide とか Welcome とかの
ドキュメントらしきアイコンが見れる。他にはいわゆる
「マイコンピュータ」的な"Haiku" っていうアイコンと
「マイドキュメント」的な"Home"と、"ごみ箱"。


●ファイルタイプ
Doc風アイコン見ても拡張子がついてない。けど"BeBook"は
おそらくWEBブラウザで開くんだろうな。っていうアイコンデザインに
なってて、他はテキストエディタで開くんだろうなと思わせるアイコン。

Winはあの悪名高き「登録されている種類の拡張子を表示しない」
設定にデフォでチェックが入ってて拡張子が隠蔽されてるけど、
ちゃんとファイル名を見ると hoge.html とか hoge.txt とか
なっていて、拡張子の種類にアプリケーションの紐付けをしてる。

Haikuの場合はユーザーガイドの「ファイルタイプ」のとこにも
書いてあるけど、拡張子は使わない。つけてもいいけど、それは
別のシステムに認識させるための手段だ。とあって、MIME形式と
言うものでファイルタイプを区別してる。と書いてある。

「タイプ名/サブタイプ名」という形式の文字列で、WEBサーバーと
WEBブラウザ間でのデータ形式指定に使われてる規格(?)。

htmlのHEADタグ内によく text/html とか書いてあるアレ。
WEBサーバーは設定ファイル内に
AddType text/html .html
とか書くことによって「拡張子.html はtext/html のデータとして
送信する」っていう仕事をしてたりする(これはApacheの.htaccess)。

どのファイル形式がどういう文字列になるか、というのはRFCで規定されて
標準化されているみたい。まぁMIME自体の説明はWikiか何かで。
でもこれのおかげでメールで添付ファイルが扱えたりするので知って
おいたほうがよさげ(元々メールのための仕様っぽい)。

で、要するに「そのファイルを直接開こうとしたときにどのアプリで開くか」は
OSの設定じゃなくてファイル自体が持っているということになるらしい。
Mac使う人はスっと入れるんじゃないかな。自分は初代iMac以降、全然
触ってないからよく覚えてないけど確かMacOSもそんな感じだった。

だから「デフォ何で開くか」を変えたいときは対象のファイルに対して操作を
することになる。対象ファイルを右クリックして出てくるメニューから
「アドオン」→「FileType」を選ぶと、MIME文字列を入れる窓が出てくる。
知ってれば手打ちで入れても良いし、何ていう文字列にすれば良いか
判らないときは「選択」ボタンを押せば種類(音楽/イメージ/テキスト等)ごとの
ツリーから選ぶことができるし、コレと同じタイプにしたい!というファイルが
既にどこかにあるなら「このタイプと同様...」ボタンでそのファイルを選択して
指定するための画面が出せる。

で、「そのファイルを何で開くか」を”優先アプリケーション”のとこで指定すると。
最初は、そのファイルタイプに対するデフォルトアプリケーションで開く、という
設定になってるので、これを好きなアプリに変更するとよい。
「選択」および「このアプリケーショ」ボタンはMIME指定のときと一緒で、
選択肢に好きなアプリが出て来ないときアプリを直接選択するか、既に希望の
設定になってる他のファイルをチョイスするか、という機能のボタン。

あとはユーザーガイドに
・アイコンのこと
・実行可能ファイルのファイルタイプ
・Filetypes プレファレンスによる全体設定
(設定ファイルのパスは /boot/home/config/settings/beos_mime/ だそうな。)

が書いてあるので、追って触ってみる。

ちなみに最初期状態にデスクトップに出てるBeBook, User Guide, Welcome の
3つ。BeBookだけはMIMEが text/htmlで、他はtext/plain 。3つとも優先アプリは
デフォ。なのに全部WebPositiveで開く。でも例えば"Welcome"の場合、開いた
ファイルのURI欄を見るとファイル名は"welcome_en.html"。

これはまずデスクトップにあるファイルはSymbolic link(要するにショートカット)で、
リンク先は/boot/system/bin/welcome 。

で、そのwelcome も text/plain なんだけど中身は #!/bin/bash から
始まるスクリプトが記述してあって、その中で「ローカライズされたウェルカムファイルが
あればそれを、無い場合は welcome_en.html を開きなさいよ」みたいな内容が
書いてある。/boot/system/documentation/welcome 配下にあるそうな。

そのwelcome_en.html ファイルのファイルタイプを見てみるとMIME は
text/html で、それのデフォアプリが優先になってて、html なので WebPositive と。
なので全部WebPositive (WEBブラウザアプリです)で開くということらしい。
(ちなみにwelcome_jp.html が存在してるんですが、なんで開いてくれないのかなぁ。。)

※で、スクリプト見たら bash とか if ~ elif ~ fi って、これLinuxのシェルスクリプトか。
なんかやだな。こういうのどれかに統一してくれないものか。。
else if, elseif, elsif, elif...どれだって良いだろうに。ワナか。

2013/08/13

Haiku α1R4.1 入れた

α1R2 に比べると日本人にだいぶ親切。

前はインスコ中にロケール選択するとその後の文字が
読めなくなるとかあったけど、今回はいける。そして
日本語表示周りはあとで設定しなくて良くなった!

※DeskBar → Preferences → Fonts がなくなってる。。
※日本語フォントは小夏が見当たらなくてVLゴシックになってる?

で、日本語入力周りはR2と変わらず
/boot/optional/system/add-ons/input_server/methods/canna

/boot/home/config/add-ons/input_server/methods/
コピーするとIM使えるようになる。と。

Tracker で出てくるルートが/boot から下っぽいのでターミナル使わない時は
optional/~ を home/~ にコピーでよいはず!

とりあえず今日はここまで。