2013/08/19

Haiku α1R4.1 触った

とにかくネットワークに。。。と思ったが諸般の事情※により
スタンドアロンで色々見てみることに。
※ルータからマシンまでの距離のLANケーブルが無くて。。

とりあえずWindowsとの違いでこの辺どうなの?って
思ったところを。まず最初期状態で起動するとデスクトップ上に
BeBook とか User Guide とか Welcome とかの
ドキュメントらしきアイコンが見れる。他にはいわゆる
「マイコンピュータ」的な"Haiku" っていうアイコンと
「マイドキュメント」的な"Home"と、"ごみ箱"。


●ファイルタイプ
Doc風アイコン見ても拡張子がついてない。けど"BeBook"は
おそらくWEBブラウザで開くんだろうな。っていうアイコンデザインに
なってて、他はテキストエディタで開くんだろうなと思わせるアイコン。

Winはあの悪名高き「登録されている種類の拡張子を表示しない」
設定にデフォでチェックが入ってて拡張子が隠蔽されてるけど、
ちゃんとファイル名を見ると hoge.html とか hoge.txt とか
なっていて、拡張子の種類にアプリケーションの紐付けをしてる。

Haikuの場合はユーザーガイドの「ファイルタイプ」のとこにも
書いてあるけど、拡張子は使わない。つけてもいいけど、それは
別のシステムに認識させるための手段だ。とあって、MIME形式と
言うものでファイルタイプを区別してる。と書いてある。

「タイプ名/サブタイプ名」という形式の文字列で、WEBサーバーと
WEBブラウザ間でのデータ形式指定に使われてる規格(?)。

htmlのHEADタグ内によく text/html とか書いてあるアレ。
WEBサーバーは設定ファイル内に
AddType text/html .html
とか書くことによって「拡張子.html はtext/html のデータとして
送信する」っていう仕事をしてたりする(これはApacheの.htaccess)。

どのファイル形式がどういう文字列になるか、というのはRFCで規定されて
標準化されているみたい。まぁMIME自体の説明はWikiか何かで。
でもこれのおかげでメールで添付ファイルが扱えたりするので知って
おいたほうがよさげ(元々メールのための仕様っぽい)。

で、要するに「そのファイルを直接開こうとしたときにどのアプリで開くか」は
OSの設定じゃなくてファイル自体が持っているということになるらしい。
Mac使う人はスっと入れるんじゃないかな。自分は初代iMac以降、全然
触ってないからよく覚えてないけど確かMacOSもそんな感じだった。

だから「デフォ何で開くか」を変えたいときは対象のファイルに対して操作を
することになる。対象ファイルを右クリックして出てくるメニューから
「アドオン」→「FileType」を選ぶと、MIME文字列を入れる窓が出てくる。
知ってれば手打ちで入れても良いし、何ていう文字列にすれば良いか
判らないときは「選択」ボタンを押せば種類(音楽/イメージ/テキスト等)ごとの
ツリーから選ぶことができるし、コレと同じタイプにしたい!というファイルが
既にどこかにあるなら「このタイプと同様...」ボタンでそのファイルを選択して
指定するための画面が出せる。

で、「そのファイルを何で開くか」を”優先アプリケーション”のとこで指定すると。
最初は、そのファイルタイプに対するデフォルトアプリケーションで開く、という
設定になってるので、これを好きなアプリに変更するとよい。
「選択」および「このアプリケーショ」ボタンはMIME指定のときと一緒で、
選択肢に好きなアプリが出て来ないときアプリを直接選択するか、既に希望の
設定になってる他のファイルをチョイスするか、という機能のボタン。

あとはユーザーガイドに
・アイコンのこと
・実行可能ファイルのファイルタイプ
・Filetypes プレファレンスによる全体設定
(設定ファイルのパスは /boot/home/config/settings/beos_mime/ だそうな。)

が書いてあるので、追って触ってみる。

ちなみに最初期状態にデスクトップに出てるBeBook, User Guide, Welcome の
3つ。BeBookだけはMIMEが text/htmlで、他はtext/plain 。3つとも優先アプリは
デフォ。なのに全部WebPositiveで開く。でも例えば"Welcome"の場合、開いた
ファイルのURI欄を見るとファイル名は"welcome_en.html"。

これはまずデスクトップにあるファイルはSymbolic link(要するにショートカット)で、
リンク先は/boot/system/bin/welcome 。

で、そのwelcome も text/plain なんだけど中身は #!/bin/bash から
始まるスクリプトが記述してあって、その中で「ローカライズされたウェルカムファイルが
あればそれを、無い場合は welcome_en.html を開きなさいよ」みたいな内容が
書いてある。/boot/system/documentation/welcome 配下にあるそうな。

そのwelcome_en.html ファイルのファイルタイプを見てみるとMIME は
text/html で、それのデフォアプリが優先になってて、html なので WebPositive と。
なので全部WebPositive (WEBブラウザアプリです)で開くということらしい。
(ちなみにwelcome_jp.html が存在してるんですが、なんで開いてくれないのかなぁ。。)

※で、スクリプト見たら bash とか if ~ elif ~ fi って、これLinuxのシェルスクリプトか。
なんかやだな。こういうのどれかに統一してくれないものか。。
else if, elseif, elsif, elif...どれだって良いだろうに。ワナか。

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