2010/09/19

運用のこと2

続きです。

Do担当者がCheckを行うことが期待されていない(のに言ってくる)。運用設計がもともとそういう仕組み、つもりじゃないので、ボトムアップ型の運用設計をPlanに反映させるという意識や仕組みが無い。だからバーストしてて、原因はPDCAの意味の捉え方のズレ?というところでした。

 で例えば「自分の経験ではそんなことはない。現場での『気付き』をどんどん報告してくれ、という文化がある」という人もいると思うが、結果どうでしょう?E/Uからの期待や要求には細やかに応えられるようにはなったけど自分が楽になったか?と言われれば楽どころかその分手順が増えてきつくなる一方だという人も多いんじゃなかろうか。いや、私自身の環境がそんな感じだったので自分とこだけがヘッポコだったのかもしれないけども。これは文化があっても「仕組み」が無いということだったんだと思う。

それか、文化が浸透していない。部長は「どんどん意見をくれ」と言ってくるけど、課長(自分たちが直接報告する相手)に報告すると「チッ」とか言われる。この場合、文化や仕組みは部長の頭の中だけにあるのかもしれない。

まとめると、自分たちがPDCAだ!と考え、良かれと思ってやった事は・・・
・運用設計の見直しをする仕組みがあると
 <仕事>が<仕事2>に進化する。

・運用設計の見直しをする仕組みが無いと
 <仕事>が<仕事+対処>になる。


E/Uからの要求、取り扱うものの変化に応じて、前者は<仕事3>、<仕事4>・・・と変っていくけど、後者は<仕事+対処+対処><仕事+対処+対処+対処・・・>になってしまう。文字のバイト数で見たまんまのバースト具合になっていると思ってよい。前者はずーっと5byteの仕事、後者は要求が増えるごとに6byteずつ増えてる。(+は全角。)
 さらにこれ、対処方法ごとにマニュアルがとっちらかったり、管理DBが別システムになったりというオマケがつくこともザラなので、見たまま以上のバーストっぷりになることもある。

じゃあどうすれば良いかという話で締めたいけど、ちょっと大掛かり過ぎて、少なくとも現場作業員の工夫でどうこうなるような方法は思い浮かばない。自分が実践してたのはノウハウの抱え込みをして解決さえできれば違反があっても文句は言われないというポジションをゲットして、堂々違反する。という手段だけどこれは敵が多くなるのでやめた方が良い。味方も多くできるけど全体的な雰囲気を考えるとダメだろうな、と思う。

(でも自分はこうしていたおかげで、他のメンバーたちが終電で帰るのが当然だった中で、一人だけ毎日定時退社できてた。就業時間中もみんな昼飯も食わずにやってる中で、45分に一回席を外して休憩し、一度休憩に出たら20分は行方不明みたいなペースだった。違反というのは<仕事+対処+対処・・・>のルールに違反して、自分だけ<仕事n>の方法で働いていたということ。タチ悪いと思います。ほんとに。そこに行き着くまでにそりゃあ紆余曲折ありましたけども。こうなることが自分のリビングデッド(生ける屍)化だったわけです。)

メンバーは、現状、実態とプランのあわないところをどんどん報告するしかやることなさそう。プランを作るサイドの人間が、既存のルールにどれだけ手順を重ね合わせてそれを実現できるか、という考え方を持てるような、持たざるを得ないような仕組みを、更に上から押し付けることしかないかな。いまのところ。
 Pで対処できないようなものは報告もしねーで帰っちまえ。Pを考えたやつらが馬鹿だ。っていうのが素の自分の思いだけど、これはさすがにダメ。契約にもよるが。。。でもこうして対処できない問題が溜まっていくのが、再設計のきっかけとしては一番パワフルな気もする。

しかしここでいう「仕組み」てのを「フレームワーク」っていうのかしら?とりあえず
暫定対処法を恒久的に続ける事を恒久的対処法と呼ぶのはやめよう。

ということで。

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